AKBカフェテリア『宮脇咲良の深層』平手友梨奈(総選挙コラム?)
『宮脇咲良の深層』(総選挙コラム?)
HKTのエース。AKB48の新曲「願いごとの持ち腐れ」ではWセンターを担当。そしてこの1年で多くの主演ドラマに出演。48グループの顔として活躍する日々だ。だが時に呟くプレッシャーに対する不安は、成長は遂げても身近な親近感を残す。一見、順風満帆なアイドル活動。そんな彼女は今、何を思う?
先日、私は呟いた。
「宮脇咲良はいつから良い子になったのか?」
それは宿命なのかもしれない。48グループの顔として活躍して行く上で、自然とその仮面を被らざるを得ないのだと思う。社会構造としてごく真っ当な選択だ。でもそれが故に、最近の彼女の声はこの心には響かず、ドップラー効果となり儚き日常に消えて行った。何故か?それは今の私の環境の所為なのかもしれない。そう、、
私の心は、HKT48から離れた。
理由はいくつもある。ある日突然と言うよりも徐々にそうなって行った。でもそれじゃいけないと思った。何度も何度も叫んだ「好きになろう!」と。でも気付いた。それはもう好きじゃない事の証明。本当に好きなら勝手に気になるもの。そんな私のコラム、きっと耳が痛いと思う。
走り続けたこの一年。とにかく彼女の現在のイメージは「AKBドラマの主演」を連続でやっているなと。女優としての存在感や演技力は格段に成長した。でもその分「HKT48の宮脇咲良」のイメージが殆どない。そんな彼女は知る事になる。大人列車に乗り駆け抜ける途中で目にした遠くの景色。その存在に気付いた。
彼女の存在感に圧倒された。48ではあり得ないエキセントリックな存在がセンターに立つ姿。とても「良い子」の一言では言い表せない不思議な魅力の重層。そこに本来の自分を重ねてみる。羨ましかった。悔しかった。そして、嫉妬した....
ある日、SHOWROOMでカラオケのリクエストを募集した時、欅坂の曲ばかりが届いて「みんな、欅坂好きなんだね...」と淋しげに呟いた君。その一瞬の彼女の裏側が痛く胸に突き刺さった。私も欅坂に流れてしまった1人なのだから。
2016年東京。街角に並ぶのは乃木坂や欅坂の彩りだった。駅のホームからコンビニまで、一面が乃木坂という季節もあった。彼女も間違いなくその景色を見ていたのだろう。
宮脇咲良は本来、闇属性。でも、求められる自分の偶像を模索し未来の光になろうとした。多くの先輩たちが卒業し、そうならなきゃと強く感じた。でもその時目にした平手友梨奈は、そのままの闇属性で光を放っている。ガラス越しに写る今の自分の笑顔は偽りなのか?悩んだ。激しく泣いた夜もあった。私は私らしくありたいのに、今の私は目に見えぬ何かに支配されている。そう思った。
注目を集める為に何をすべきなのか?それは一番近くで輝いている指原莉乃から学んでいた。でも、その一歩は中々踏み込めない。嫌われる勇気を持つ事はそう簡単な事じゃない。でも、この仮面を外したい。私は良い子なんかじゃない。坂道シリーズに負けたくない!もっと上を目指したい!そう思う事はいけない事なの?そう思う私はAKB48のセンターとして失格なの?
そして彼女は選択した。
いばらの道を歩む選択を....
その声は、私の心に響いた。
これからが本当の戦い。
負けないで。
今年の総選挙スピーチ、
その本音を語って欲しい。
宮脇咲良、もっと自由に。
上手くやろうとするな!
丸く収まろうとするな!
嫌われる事を恐れるな!
夢がいつかは終わるのなら
砕け散ったって構わない
ためらわず行くよ
何も手加減しないで
自分自身を偽るより
いっそこの場で答え出そう
宮脇咲良のガチが
48グループの未来を変える。